DTSグループでは、社員一人ひとりがその能力を最大限に発揮し、いきいきと活躍できる職場環境を整備するため、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。性別、年齢、国籍、障がいの有無、雇用形態などの多様性を尊重し活かすことで、企業の競争力につなげ、持続的な成長を目指します。

女性活躍の推進

従前より、女性の役職者が少ないことが当社の経営上の課題です。そこで中期経営計画においては、2025年3月期における女性取締役比率および女性管理職比率の達成目標を掲げるとともに、女性活躍推進法に基づく行動計画においては、そのマイルストーンとして、女性社員比率の向上、女性管理職候補および女性管理職の育成を目標に女性活躍を推進しています。
特に女性活躍を促進するうえで、大きな課題である就労継続や職場活躍度の男女格差を解消し、社員一人ひとりの能力を最大限発揮するため、時間や場所にとらわれず、柔軟に働くことができる環境の整備を進めています。2020年に導入したテレワーク制度に続いて、2022年4月からはフレックスタイム制度(コアタイムなし)を導入しました。これらの施策を通じて、男女問わず社員の仕事と育児・介護等との両立(ワーク・ライフ・バランス)のさらなる向上を目指しています。なお、女性取締役比率については2022年6月23日時点で15.4%と2025年3月期目標である10.0%以上を達成していますが、女性管理職比率については2025年3月期までに6.0%以上とする目標に対し、2022年4月1日時点で3.6%となっています。2023年3月期は女性のリーダーシップ促進に関する研修や、実務経験蓄積、メンタリング(定期面談)を実施することにより、女性管理職候補者の育成を行うとともに、幅広い領域における登用機会創出等を通じて組織全体の活性化や成長を促していきます。

女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定を取得

えるぼしロゴ

DTSは、女性活躍推進に関する優良な取り組み実績が認められ、厚生労働省が推進する「えるぼし」の2段階目の認定を2019年10月に取得しました。DTSは、えるぼし認定の5つの評価項目のうち、「1.採用」、「2.継続就業」、「3.労働時間等の働き方」、「5.多様なキャリアコース」の4つが評価されました。
女性の活躍状況に関する当社の情報詳細は、厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」に掲載しています。
厚生労働省 女性の活躍推進企業 データベース(当社データ)

次世代育成支援の推進

DTSでは、男女問わず、育児と仕事の両立への支援についても取り組んでいます。女性活躍および次世代育成支援の一環として全社員を対象とした「ダイバーシティ&インクルージョン研修」を実施。当社におけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の取り組みや当社社員として求められるD&Iに対する意識と行動について、当事者だけでなく周囲も含めて社員一人ひとりが理解を深め、互いに尊重し支え合い高め合える風土づくりを推進しています。2022年3月期は男性社員の育児休業の利用促進に取り組むことで、男女の育児休業取得率の格差を減らし、男女を問わず育児と仕事の両立を支援していきます。

次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定を取得

くみんロゴ

DTSは、次世代育成支援対策推進法に基づき行動計画の策定・届出を行い、一定の要件を満たした「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣より「くるみん」認定を2022年11月に取得しました。また、DTSグループのDTS WESTも2020年2月に「くるみん」認定を取得しています。
次世代育成支援に関する当社の情報詳細は、厚生労働省の「両立支援のひろば」に掲載しています。
厚生労働省 両立支援のひろば(当社データ)

海外グループ会社との協業・人材交流を通じたダイバーシティ&インクルージョンの促進

DTSグループは米国、中国、インド、ベトナムに海外グループ会社を有し、海外グループ会社と連携しながらグローバルビジネスを展開しています。 グローバリゼーションが加速する昨今においては、国内外のDTSグループが一体となり推進するグローバルビジネスの重要性がますます高まっています。 DTSグループでは、国境を越えた協業、海外グループとの相互的な異文化理解や、国籍・性別に関わりなく共に働き共に成長し合うマインドの醸成が日々進んでおります。 私たちは海外グループ会社との積極的な人材交流を通じ、DTSグループ全体でダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでまいります。