システム運用の実態を把握し、運用方法を改善

さまざまな要因により増大していたシステム運用のコストの実態を把握し、業務の効率化、要員体制の効率化を図り、約20%のシステム運用要員コストを削減しました。

お客様プロフィール

本社 大手システムインテグレーター
設立
主な案件 複数の要因が重なり運用コストが増大していた

導入の背景・課題

運用作業の見直しでコスト削減を実現を図る

大手SIerのA社様では、コスト削減を目的とした運用作業について抜本的な見直しに着手しました。A社様では運用作業を10年以上に渡って運用ベンダーに一括委託していた経緯があり、システム構成の複雑化、チーム構成の複雑化、作業の属人化などの複数の要因が重なって運用コスト増大を招いていました。

解決策

問題、課題の整理と優先順位設定のため、以下3点を目的として運用チーム全体の包括的な調査を実施。

1. 運用に関わるドキュメントおよびエビデンスより、運用の実態を把握。
2. 現状の運用内容の「業務効率化」、「要員体制効率化」に主眼をおき調査。
3. 現状の運用に対する問題点を洗い出し、改善方針を提示。

【作業網羅性】
ITILを基準として運用プロセスの網羅性を診断
・必要な作業プロセスの欠落はないか
・無駄または重複する作業プロセスが存在しないか

【組織、チーム構成】
組織体制は運用プロセスの実施に適しているかを診断
・相互チェックが可能なチーム構成となっているか
・必要以上に細分化されたチームとなっていないか

【設備環境を含めたプロセス】
フロア等の設備は運用プロセスの実施に適しているかを診断
・連携すべきチームの配置は近接しているか
・作業要員の動線は確保されているか

【システム化・自動化】
システム化・自動化が十分検討されているかを診断
・運用ツールの機能を十分利用しているか
・オペレーターの介入作業は必要最小限となっているか

導入の効果

  • 1.

    運用診断の結果としてご提案した改善策(組織見直し、フロアレイアウト変更)を実施した結果、約20%の運用要員のコスト削減を実現。

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