Senior interview
次なる技術、次なる提案、そして次なる価値へ。
プロフェッショナルとしての責任と
磨いてきた専門知識を武器に
お客さまの課題に向き合い、
解決策を一緒に考える
Y・K
/ITコンサルタント
現在、私が初めてコンサルタントとして受注した生産管理システムのリプレースを担当しています。この案件が決まった当時は、お客さまから「Y・Kさんなら」と信頼いただけたことがうれしくて、思わず涙がこぼれました。注文書を手にしたときに嬉し泣きしたのは、後にも先にもこのときだけです。そして今回、10年ぶりにリプレースの話をいただいたのはこのときの信頼関係があってこそだと思います。思い入れのある案件ですし、お客さまの期待に応えたい気持ちが強いので、気を引き締めて臨んでいます。
初めからコンサル一本だったわけでありません。転機となったのはPM兼コンサルとして携わった大手企業の会計システム導入案件です。お客さま側では、同時期に別の基幹システム導入が進んでいたため、担当者様は並行する二つのプロジェクト間で発生する問題への対応に追われていました。今思えば客さま側の体制の問題もあったとは思うのですが、その時は起きている状況を正しく理解できず、困っている担当者様に対しPMとして何もアドバイスができない自分の無力さを感じていました。
そんな苦い思いも持ちつつ案件が落ち着いたころに妊娠。産休・育休中に振り返る時間ができて初めて、全体像を見ていなかったことに気がつきました。また、自分自身ともじっくり向き合い「自分がやりたいのはコンサルタントとして責任を持ってお客さまの課題に向き合い、解決策を一緒に考えることだ」とわかり、コンサルタントに専念したいという思いが固まりました。
コンサルティングの仕事には、お客さまと1対1で対峙し、個人のスキルがそのまま会社の評価につながりやすいため、特別な緊張感があります。だからこそ、自分の強みや専門性を磨いていくことがお客様満足につながると思っています。私の強みのひとつは会計の知識。両親の仕事の影響で経理に興味を持ち、会社の根幹となる数字をきちんと見られるようになりたいと会計の勉強をしてきました。
経営を体系的に学んだという点でお客さまに安心感を与えることができるのではないかと考え、「中小企業診断士」の資格も取りました。また中小企業診断士の研究会にも参加。他業界や他業種で働く人の考えや幅広い情報を得ることができ、自分自身の見聞や視野も広がり包括的に物事を見ることができるようになってきました。今後も自信を持ってプロといえる分野を持てるよう自己研鑽に励み、お客さまの「良き相棒」になれるよう努力を続けていきたいです。
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