【DTS】「ワインで復興」の夢と共に、福島県で農作業ボランティア
コロナ乗り越え延べ200名以上の社員が参加、890本のワイン出荷に協力
株式会社DTS
株式会社DTSは、福島県双葉郡富岡町のワイナリー「とみおかワインドメーヌ」で2023年初夏に4回目となるボランティアを実施しました。グループ社員約50名が参加し、醸造用ぶどうの苗木を保護するカバーの整備や雑草抜き等の支援を行いました。
富岡町産のワインを開発・醸造し、ワインを核とした新たなまちづくりを目指すとみおかワインドメーヌでのボランティア活動は、2018年にスタートしました。水まきや草むしり、ツルを支える支柱を設置し、小さな苗木が順調に育つ様子を見守りました。コロナ禍によるボランティア休止期間を挟んで支援3年目の2022年、見事に890本のワインが醸造・出荷されました。DTSはクラウドファンディングでもワイン生産に協力をしています。
DTSグループはSDGsへの貢献の一環として、今後も被災地の皆さんの夢に寄り添いながら、東北地方の地域復興支援をはじめとした社会貢献活動を推進してまいります。
富岡町のぶどう畑。DTSグループ社員約50人がボランティア活動を行った。
2022年に収穫されたぶどうで作られたワイン。シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、メルロ、スパークリングの4アイテムが合計890本(750mlボトル換算)生産され、クラウドファンディングの返礼品などで出荷された。
■ぶどうの苗木の成長の様子
2018年では幹も細く小さかった苗木が、ワインができる立派な成木に成長しました。
■2023年のボランティア活動
2023年は、2022年に拡張された新しいぶどう畑に植えられた若い苗木の根本を保護するカバーの整備や、苗を一直線に植えるためのガイド用の糸の回収、雑草抜き等の作業を行いました。
■ボランティア活動に参加したDTSグループ社員のコメント
2018年
・手入れをしたこの苗木からワインが作られるのが今から楽しみです。
・早く富岡のおいしい魚と一緒に味わいたい。
・地域の新しい文化をつくって盛り上げるという復興の形もあるのだと感銘を受けました。
2019年
・普段の仕事とは違う形で汗をかき、よいリフレッシュになりました。
・前向きに復興に取り組んでいる福島をこれからも応援したい。
2022年
・以前参加したときよりも苗木が大きくなっていて感動しました。
・ボランティアは世のため人のためにもなるが、自分へのご褒美でもあり、喜んでくれた富
岡の人たちの笑顔から、逆に元気をもらえた。
2023年
・自然の中で草むしりをする機会はなかなかないので、たまにはいいものだなと思いました。
・今回で3回目の参加ですが、以前と比べて住宅が増えている気がして町の復興を感じました。
■一般社団法人とみおかワインドメーヌからのコメント:100年先を見据えたまちづくり
富岡町ではもともとワインを造ってはいませんでしたが、震災後バラバラになってしまった住民が同じ目標をもって集まれるように、ワイン造りとそれを核とした新たなまちづくり、産業づくりを目指してワイナリーを立ち上げました。
2016年の春に町民有志10名で最初の苗木を植えました。富岡町は避難指示の解除が2017年の4月だったため、当時は方々の避難先から1、2時間かけて週末に富岡に集まり、皆同じ目標に向かっての作業でした。3年間試行錯誤を重ね、2019年に初めて60本ほどのワインが完成。その後順調に苗後の本数も増え、収穫も着実に増加しています。
とみおかワインドメーヌは多くの人に支えられていますが、それでも常駐しているのは普段は2名ほどで、今回の活動で行った作業も通常は1週間ほどかかります。それが半日で対応でき、とても助かりました。
ぶどうの木は100年以上成長し、美しい景観をつくるといいます。ワインやぶどう畑が地元の食材や自然風土と調和し、次世代につながるこの地域の文化になってくれたらと願っています。また、100年先を見据えたまちづくりの核となり、日本で最も海、そして駅に近いワイナリーとなることを目指しています。東京の皆さんにも、ぜひ今後とも見守っていただけたらと思います。
■一般社団法人とみおかワインドメーヌについて
2011年3月11日に起きた東日本大震災と原発事故を契機に、復興へ取り組む福島県浜通り・富岡町の明るい未来を切り開く一つのカギとなるよう、ワインを核とした新たなまちづくりと、新しい農業への取り組みを行っています。
富岡町におけるワイン造りを目指す町民有志10名を中心に2016年3月にとみおかワイン葡萄栽培クラブが結成され、2016年4月に富岡町2カ所にそれぞれ約200本のワイン用ぶどうの苗木を植え付け、試験栽培を開始しました。2018年11月に事業化を本格的に進めるため一般社団法人とみおかワインドメーヌを設立。2020年からは、JR富岡駅東側に位置する富岡駅東圃場に約3,000本の苗木を植え付け、現在は富岡町内3カ所の約3.3haの圃場で約10,000本のワイン用ぶどうを栽培しています。2019年度から少量ながら収穫したぶどうで試験醸造(委託醸造)を行い、2022年には890本のワインが完成しました。現在はクラウドファンディングを利用して、とみおかワインの活動を応援していただいております。
原発避難により一時誰もいなくなった富岡町でにぎわいを取り戻すための新しいチャレンジを行い、人の交流の活性化による関係人口の増加そして定住人口の改善につなげる取り組みを行っています。
https://tomioka-wine.com/
■DTSグループの東日本大震災復興支援ボランティアについて
DTSグループは、2011年3月の東日本大震災後、9回のボランティア活動を行っています。
2013年度 宮城県仙台市沿岸部にて瓦礫の撤去や土壌整備を実施
2014年度~2017年度 宮城県岩沼市にて防潮林の整備を実施
2018年度~ 福島県双葉郡富岡町にてワイン醸造用ぶどう栽培の支援
<株式会社DTSの概要>
DTSは、総合力を備えたシステムインテグレーター(SIer)として、金融業、産業・公共、通信業向けサービスを柱に、コンサルティングからシステム設計・開発、基盤構築・運用までをワンストップで提供します。
また、DTSグループは、社員一人ひとりが社会貢献への意識を高め、行動していくことが重要と考え、積極的に社会貢献活動を推進します。「良き企業市民」として社会的責任を果たし、より安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
本社所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀 2-23-1 エンパイヤビル
https://www.dts.co.jp/
https://www.dts.co.jp/sustainability/social/contributions//
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社DTS 総務部 総務企画担当:宇津木、藤原
E-mail:ikiiki@dts.co.jp
<報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社DTS 広報部担当:細田、新貝
TEL:03-6914-5463 E-mail: press@dts.co.jp